阿部寛主演の日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系 毎週(日)後9・00~9・54)の第1話が4月25日に放送され、個人視聴率8.8%をマーク(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。今期の民放新ドラマ1位の好スタートを切った。
原作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で2018年から連載中の三田紀房による「ドラゴン桜2」。2005年7月期に金曜ドラマ枠で放送され、社会的ブームを巻き起こした『ドラゴン桜』の15年後を描く続編で、今の時代の日曜劇場でやるべきエッセンスを入れたドラマオリジナルの展開が予定されている。
第1話では、桜木建二(阿部寛)がパワーアップした破天荒な姿を16年ぶりに見せ、視聴者を沸かせた。今作ではIT化が進み、動画サイトに水野直美(長澤まさみ)があたかもパワハラをしているように見せた動画や、桜木が暴力を振るっているように見せた動画が投稿され、2人が陥れられるという生徒からの嫌がらせも起きた。
しかし、不良生徒の行き過ぎた嫌がらせに、桜木が校舎内までバイクで迫る姿は破天荒そのもの。昨今のドラマでなかなか見ることができないアクションシーンにTwitterは話題騒然。現代を風刺した桜木の“指導”にスカっとした視聴者も多かった。
また、水野の言葉になびかなかった令和の生徒たちも、桜木の「東大になんて絶対に行くな」という前作と相反する言葉にあおられるなど、桜木の言葉の強さは健在。今後も新時代らしく、老若男女関係なく視聴者に響くであろう桜木の言葉にも注目だ。
さらに、第1話の放送が始まってすぐ、Twitterで「#ドラゴン桜」が急上昇。最終的には世界のトレンドで1位を獲得し、約10万件もツイートされるという快挙を達成した。
特に盛り上がりを見せたのは、前作で桜木の教え子・小林麻紀を演じた紗栄子と、水野の後輩でIT企業を経営する坂本智之役の林遣都のサプライズ登場。紗栄子と長澤は16年ぶりの共演で、2人が並ぶ姿が「エモい!」「2005年の東大クラスの今後の出演に期待!」など、前作からの視聴者たちを沸かせた。
今作の冒頭では、家賃を滞納するまでに落ちぶれていた桜木。東大受験に失敗した米山圭太(佐野勇斗)を自殺未遂するほど追い詰めてしまったことに罪悪感を覚え、姿を消していたのだ。同じく米山も姿を消していたが、ラストシーンで坂本が米山とほほ笑み合うシーンが。意外なつながりと、2人が何かを企む様子から、今後の波乱を予感させる展開となった。
日曜劇場『ドラゴン桜』
TBS系
毎週(日)後9・00~9・54
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